読書レビュー イン・ザ・メガチャーチ

本の感想

           

2026年本屋大賞受賞作品
朝井リョウさんのイン・ザ・メガチャーチを読んだ感想です。

推し活について書かれているらしいと聞いたこの作品

主な登場人物は・・・

①推し活の運営に携わる40代中年男性
②推し活に夢中になる女子大生
③元々推し活をしていた30代の派遣社員女性
この3人の視点から物語が交差しながら進んでいきます。

3人の共通点は現状の自分の生き方や周りの環境に満足していないこと。
そんな3人が自分の心を満たすため、『推し』に夢中になり『推し』に必要とされるために
行動する様子が描かれています。
そしてその行動が周りから見たら、ちょっとやりすぎじゃないかと思われるくらいに
エスカレートしていきます。

何かに夢中になっている時って充実感もあるし嫌なことも忘れられますよね。
ほどほどに熱中している時は良いことの方が多いけど、その活動のために借金したり、
自分の全資産を『推し』のために捧げたりってなると・・・

今の自分はそこまで何かに傾倒することはないけど、生涯孤独になって何かに縋りたい時に
『推し』に出会ってしまったらそんな行動をしてしまうこともあるかも・・・と
少し怖くなってしまう小説です。

SNSや推し活で使われる言葉がたくさん出てきます。
その辺に疎い私はわからない言葉を検索しながら読み進める場面がしばしばありました。
新しい世界を少し覗き見れた気分にもなりました。

読書初心者の私は初めて朝井リョウさんの作品を読みました。
そんな私でもスラスラと読み進めましたので、とりあえず話題作だから読んでみようかなーと思っている方でも問題なく楽しめる作品だと思います。

つむぐ

大阪在住。50代主婦。
40代後半に職場の近くの図書館で本を借り始め読書に目覚める。
本を読んでみたいけど、何を読んだらいいの?
面白い本があったら知りたいという方に向けて本のレビューを書いています。

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